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シーズンファイナル マノン

もう一度、見たかった。本当に。

濃密な時間をありがとうと言いたいです。





6月23日(土) 16:00~ 新国立劇場

マノン 小野絢子
デ・グリュー 福岡雄大
レスコー 菅野英男
ムッシューG.M マイレン・トレウバエフ

レスコーの愛人 湯川麻美子
娼家のマダム 楠本郁子
物乞いのリーダー 八幡顕光
看守 山本隆之

高級娼婦 厚木三杏 長田佳世 丸尾孝子 米沢唯 川口藍



後年マノンを当たり役としたフェリが、マノンを初めて踊ったのは19歳のときだったといいます。
振付のマクミラン氏から何も分からない子供として踊ればいいと言われたらしい。

だとしたら、20代(たぶん)前半で、少女らしいピュアさを持つダンサーである小野さんが踊るのはぴったりといえるでしょう。

美しくはあっても考えなしの浅はかな女性で、最後は愛する人と一緒だとはいえ悲劇的な結末を迎えるこのヒロインを演じるのにあたって、小野さんはどんな役作りをしたのでしょう。

彼女の持つ踊りに対する真摯な姿勢が役に深みを与え、見るものをドラマのなかに引き込んでしまったのは驚嘆に値すると思いました。



登場ではまさにキュートな少女。

寝室のPDD では恋する女性。ときめきと高ぶりが身体から溢れていました。

娼婦となってから男達の手から手へとさまよう場面では、美しく着飾って光り輝きつつも、商品としての悲しみや痛みが感じられました。

そして浅はかな振る舞いの真実味。

終幕沼地のPDDでは痛々しく、死の場面での達観のようなものと愛する人への想い。



ひと時も目が離せませんでした。

見終わった後しばらく現実感がなく、ふわふわしている感覚でした。

もう一度見たかったけれどな~。


またいつか更に成長した小野さんでぜひ見てみたいです。



マクミラン、痛々しいドラマを作るのが上手すぎる。
私と同じ誕生日なのですが、その性格の悪そうなところがなんとなく共感できる気がして、好きです 笑。




☆おまけ☆
 
浦野芳子さんによる小野さんのインタビューが良かったです。 → madame FIGARO.jp 6月6日(水)コラム

公演が近づくとやっぱり身体が絞れてしまうタイプなのですね。

オーストラリアバレエ団から借りてきた衣装というのがちょっと大きすぎるような気がしたのだけれど。
それだけが残念でした。


これで今シーズンの定期公演は終了。
来シーズンの幕開けは小野さんのシルヴィアです。

こっちはそのままはまりそう。
楽しみです!
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by solferino | 2012-06-30 23:50 | バレエ鑑賞記
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