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真樹さんの初ニキヤ @新国

新年の恒例にしていたニューイヤー・オペラパレス・ガラ、(残念ながら)中止になってしまったので、今年初めてのバレエ鑑賞でした。

とても楽しみにしていた真樹さんのニキヤ。 初役です! 





ラ・バヤデール (牧 阿佐美版)  [全3幕7場] 

*cast*
ニキヤ: 川村真樹
ソロル: 芳賀望
ガムザッティ: 堀口純

ハイ・ブラーミン: 森田健太郎
マクダヴェア: 八幡顕光

ブロンズ・アイドル: 福田圭吾
ジャンペの踊り: 井倉真未  米沢唯

パ・ダクション ブルー・チュチュ: 西川貴子  寺島まゆみ 丸尾孝子 本島美和
パ・ダクション ピンク・チュチュ: さいとう美帆 高橋有里 大和雅美 伊藤真央

アダジオ: グレゴリー・バリノフ 江本拓

第1ver: 長田佳世
第2ver: 西山裕子
第3ver: 米沢 唯

*staff*
振 付: M.プティパ
演出・改訂振付: 牧 阿佐美
作 曲: L.ミンクス
編 曲: J.ランチベリー
舞台美術・衣裳: A. リヴィングストン
照 明: A.リヴィングストン/磯野 睦
指 揮: アレクセイ・バクラン
管弦楽: 東京交響楽団


2000年に牧阿佐美 前・芸術監督により改訂・振付されたのち、2003、2007年シーズンに再演され、好評だった作品です。(公式サイト →  )
現・芸術監督デヴィッド・ビントレーが 「世界で最も美しい『ラ・バヤデール』」 と絶賛しているらしい。
個人的にも牧先生の改訂・振付作品の中でもっとも完成度が高く、美しいと思います。

衣装・美術・セット・照明の美しさも然ることながら、なんといっても影の王国でのコールド・バレエ!
つづら折りのスロープ下りでは、アラベスク・パンシェの角度と軸足の位置が後ろの列までぴったり揃って、見るものを一気に幽玄の世界へと誘います。

ダンサーのプロポーションが整っているだけではなく (もちろん国内随一だけど)、32人の気持ちが一体となってあの世界に誇る美しさを生み出しているんだな~と思うと、前回 (→ ) に引き続き、またしても涙してしまいました 笑。


そして、大好きな川村真樹さんは期待を裏切らない美しさ。

「私を見て!」という我の強さはなく、それはソリストとしては物足りないのかもしれないけれど、わたしは彼女の静謐で品が良くて、たおやかな雰囲気に惹かれます。
そんな彼女のキャラクターにニキヤという役柄は合っているとも思います。

バヤデールはアダジオが多いのもいいところ。

1幕では硬いと感じた部分もありましたが、2幕では嘆きのソロ~花かごのソロのあたりでは、しなやかさと強さに緩急もつき、ご本人もノってきているのが良くわかりました。
会場からはブラボーも出てました。

3幕影の王国では難易度の高いヴェールのパ・ド・ドゥも危な気なかったし、終盤の盛り上がる部分ではグラン・ジュッテの開脚も高さも素晴らしく、弾丸ピケターンもばっちり決まってました。

バヤデールという演目で、会場がこんなに熱くなったのはあまり記憶がありません。
初役の二人とバレエ団を応援しよう、という観客の温かい気持ちが伝わってきました。

(影のソリストが3人ともとても良かったので、ブラボー・拍手がたくさん出てました。
カンパニーとしてもまとまっていて、いい雰囲気だと感じました。)


それにしても自前ソリストの主演日が1日だけなのは非常に残念。

前芸術監督の牧先生の子飼いではなく、外部からのオーディションで入団し、現在ファースト・ソリストとして活躍している女性ダンサーは真樹さんだけ。
 (ひろみ姫は退団してしまったし、研修所出身の小野さんは来季あたりでしょうか…)

確か“cool&elegance” というのが前監督時代の新国立バレエ団のキャッチコピーだったように記憶していますが、真樹さんはまさにそれを体現しているダンサーだと思います。

身長も高く、顔が小さく、手脚が長く、小柄でキュートなイメージを持つこれまでの日本人バレリーナとは一味違って、日本人の繊細さも持ちつつ、大人っぽさも出せる人。

彼女の主役の演目は欠かさず見てきて、いつも前回より素敵になっていると感じています。
これからももっと主役の機会が増えるといいなあ。
(ザハロワの代役は日本人キャストの交代制で良かったのに!!! と、つくづく思います。)



さて、ソロルの芳賀さん。

婚約式でのソロでは、カブリオレもきっちり2回のバッチュ、ジャンプも高くて全体的に調子が良かったのに、最後の着地のポーズで反り返った時に頭飾りが落ちてしまって、可哀そうでした。
でも落ちるほど柔軟性が高い、ってことですよね~。 素晴らしい!

わたしの中では (どこかのガラかなんかで見たと思うのですが) 、「カーテンコールのときにパートナーに投げキッスをする男」 として認識されているダンサーなので、もっと嫌味なくらいの演技を見たかったです 笑。


ガムザッティの堀口さん、華やかで陽性のオーラがあって、高貴なお姫様にぴったり。

グラン・パの初めからソロまでは調子良かったけれど、終盤イタリアンフェッテからグラン・フェッテのあたりにはちょっと息切れだったかな~。 アームスの位置がだんだんずれてきているのが分かりました。


でも自分的には今期のバヤデールの中では一番いいキャストだと思っているので、ぜひとも映像化してほしいです。 (一応カメラ入ってました~)

 
さて、この日はコールドの美しさを十分に堪能するため、あえての2階席でした。
来週は1列目です~!

配役には多少不満もありますが、コチラも初役の小野&福岡ペア。 非常に楽しみです♪
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by solferino | 2011-01-16 23:40 | バレエ鑑賞記
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