<< SHOKOさん ラ・バヤデールと眠り 器のような靴を買いに >>

バレエ衣裳にまつわるあれこれ

小野さんが衣裳について語るというトークセミナーに行ってきた。

普段はお話しされることの無いダンサーの生の声が聞けるとあって、おそらく私のようなファンでいっぱい。




進行役の方、小野さん、工房で新国の衣装制作にかかわったのち独立された植田さんという方の
3人の対話形式で進められた。

初めにざっくりとバレエの歴史。

そして、新国のフライヤーから、小野さんの着用された写真を見て、それぞれの衣装の特徴などの説明。

アラジンのDVDを見ながら、小野さん演じるプリンセスの衣装、宝石たちの衣装のお話しへと続いた。

この作品はほかの演目に較べ、着数が多くて早着替えが多く、さらに舞台上でも着替えがある(! お風呂のシーンです)というので格段に大変だということ。

日本のスタッフは優秀なので絶対に間に合わせてくれるのだが、BRBに客演した時は、衣装が簡素化されたりイヤリングは同じものをつけっぱなしだったりしたこともあったそうだ。

植田さんは会社員時代にこの作品のrealizationに関わっていたとのこと。

日本初演のこの作品、デザイナーや振付のビントレーさんの思いが強いのはコチラもよく分かっている通り。作るのも大変で、衣装代も相当嵩んだらしいけれど、この作品に携わって完成させた喜びはひとしおだったんじゃないかな。


後半は植田さんより、最近制作した衣装について、完成までの手順を画像とともに順を追って説明があった。

この作品というのが、先日のDTFでの貝川さん振付のコンテンポラリー作品。

レオタード型(ハイネックのレオタードとショートパンツのセットアップなのかな?)のコスチュームだったが、ヌーディな色使いと繊細なカッティングが美しく、印象に残っていた。

デザイン画を起こし、立体裁断で型出しをし、それぞれのダンサーの身体に合わせてサイズ展開もするとのこと。
全部で5体だったが、染色や飾り付けも施してある手の込んだ作品。
一人で一ヶ月で仕上げるのはなかなか大変そうだ。

最近コンテ作品の衣装にもとても興味がある。
振付のテーマとあまりマッチしない衣装もあるのでは?というのが本音。
何かの役になるクラシックとは違って、主題が抽象的なことも多いので難しいかもしれないが、これがハマったらもっと面白くなるんじゃないかなという期待。

終わりころに植田さんより、衣装を作る上で一番気にかけているのはダンサーの安全、安心して踊れることという言葉が。

そうなんです。
衣裳はダンサーを助ける役割。

踊りやすく、ダンサーを美しく見せて、そして袖を通すときには彼らの気持ちを高揚させる…。

そんな衣装を私も作りたい。











[PR]
by solferino | 2016-11-29 22:06 | バレエの周辺 | Comments(0)
<< SHOKOさん ラ・バヤデールと眠り 器のような靴を買いに >>