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群馬へ

今年の連休は肌寒いです。
いつもこんなふうだっただろうかと思うくらい。

カレンダー通りのお休みで出勤も間に挟まるので特に遠出もしないのだけど、前半の土曜日にはバレエの発表会を観に群馬に行ってきた。





衣裳でお世話になっている先生から誘っていただいたので、もちろん衣装を見るのもだけれど、素晴らしいジュニアがたくさん在籍しているバレエ教室なので、本当に楽しみだった。

どの作品も見ごたえがあって、あっという間の3時間だった。



ちびちゃんたちは別として、中高生の女の子の中にはプロを目指しているとはっきりわかる人たちもいる。
そういう女の子たちのひたむきな表現力に圧倒された。

私のような素人でもバレエ作品のあるべき姿、というのは何となく分かる。

それは音楽や振付から表現されるもので、ダンサーは観客にできるだけそれを完璧なカタチで伝えようと努力する。

プロの一流ダンサーが100パーセントに近いカタチで伝えているとしたら、それにかなり近い女の子もいるし、そうでもない子もいて、そこに到達するまでのさまざまな段階を見られた気がした。


伝えるには努力や気持ちも大切だけれど、それだけではなく身体能力や容姿や個性といった努力と関係ないものに左右されるのがバレエの厳しいところ。 

努力したからと言って伝わるものでもない。


国内や世界のコンクールやオーディションで良い成績を残す少女たちが多く、その先にはプロのダンサーという道が見えていることは凄いことだけれど、常にあるべき姿に到達できない自分に向き合わないといけないのだとしたら、自分ならそのストレスって耐えられないかも…って思った。

自分だったら、どうせプロにはなれないし楽しくやれればいいや~、とか言い訳してやってると思う(笑)。
か、やっぱり止めてしまうか。


努力が必ずしも実るわけじゃないっていっても、努力した人だけが到達できるのにね。


一緒に見ていたひとから、ぐぐんと伸びる子たちもいると聞いてとても安心しました。

ジュニアは突然化けるっていうのは本当らしいです。





衣裳は新作も素敵だったけれど、前からあるものもとてもキレイにメンテナンスされているのが遠目にもわかった。

関わる大人たちがきちんとしていて、そういう意味でも恵まれているお教室だなあと思います。
by solferino | 2013-05-04 00:50 | バレエ鑑賞記
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