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一夜明けて

これまで生きてきた中で一番の大きな地震でした。

TVで惨状を見るにつけ、ここにいて何も出来ない自分を歯がゆく感じます。





私は職場で一人で作業をしていましたが、またその前日のように

「なんか目が回る~」 (また根を詰め過ぎたか…?)

と思ったらガタガタと物音がし始め、周りが大きく揺れていることに気付きました。


すぐに外に出ると、同じ建物 (古いですが地下2階、地上2階建て)からも人が次々に出てきて、みんなでエントランスあたりに固まっていました。

西新宿の高層ビルに目を向けると、地上からもはっきりわかるほどしなるように揺れています。
(後で聞いたところによると、職場の高層ビルの同僚たちは死ぬほど怖かったらしいです)

何度か余震があったので室内に出たり入ったりを繰り返しているうち、全社放送が入り、全員が食堂やホールに集められ、その後についての指示がありました。

帰れないものは職場で夜を明かしてよいこと、徒歩で帰れるものは明るいうちに帰途につけ、とのこと。


私は都庁の前に停めてあったMTBをピックアップして、同じ方向の同僚たちと歩きました。
6時過ぎだったのですが、山手通り・甲州街道・青梅街道は休日の渋谷くらいの人混みでした。


無事に帰りついて、エレベーターが止まっているほかは水道も電気も大丈夫でした。

部屋は一見散らかって見えましたが、実際はダイニングのほうは冷蔵庫の上に置いておいたオーブンレンジが転倒。近くにあった食器二つと紅茶の入ったキャニスターを巻き込んて割れていました。

寝室は押入れの扉が開いて少しものが飛び出ていた程度。


ガスは自動で停止されてたので、メーター隣に貼ってあった手順通りボタンを押したら復旧。

ダイニングの割れ物の始末をして掃除機をかけ、冷蔵庫にあった残り物を食べて、元気が出たところで水でも買っておこうかうと隣のコンビニへ。
青梅街道はさっきよりもすごい人だかりでした。


夜になって携帯よりも固定電話のほうがつながるので母と話しましたが、気付いたら手が震えていました。


ウチのマンションは地下鉄や坂上の強風にも揺れるような年代もの。

疲れているのに余震のたびにびくびくして、何かあった時にと、懐中電灯とお財布・携帯・水を用意し、着衣のまま少し眠りました。



まだまだ被害の全貌が明らかになっていませんが、本当に痛ましいことです。
by solferino | 2011-03-12 08:36 | 日々のこと
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