今年のバレエ鑑賞納めは新国立劇場になりそう。
年末の定番といえば一般的には「くるみ割り人形」ですが、今年はアシュトン振り付けの「シンデレラ」。音楽は「ロミジュリ」と同じプロコフィエフです。
私は曲はロミジュリのほうが断然好きなのですが、シンデレラの全幕を観るのは久しぶり、しかも新国立ではお初。そしてコジョカル&ボネッリのペアも初めてだったので、とっても楽しみにしていました。
感想は、一言で言えば、なかなか(*^^)v。
ストーリー的にはそれほどドラマティックでもないし、必ずハッピーエンドになるとみんなが知っているおとぎ話なので、見せ場といえば継姉さんたちのキャラクター、四季の精の踊り、姫への変身シーン(ガラスの馬車)くらいでしょうか…。
初コジョカルは、踊りがとっても正確!すべてのパが決まっていて、プロポーションも美しかったのですが、個性には少し欠ける?
プリマらしいこれ見よがしな感じが全くなく、たぶんご本人の性格もとってもよいのだろうなぁという印象(義理姉達からもいじめられてない!)。
シンデレラには似合いすぎなので、逆にマノンやニキヤなどの正反対の役どころを観てみたいと思わせました。
四季の精で良かったのはなんといっても寺島ひろみさんです。あと、星の精の中でひときわ美しかったのが川村真樹さん。本公演では別の日には仙女を踊られますが、来春の「眠り…」ではオーロラをされます。見に行こうと決めました。
Ugly sistersはマッシモ・アクリさんと、篠原聖一さん。アクリさんはメイク、演技ともに当にグランディーバ。相当ノリノリでやってらして会場の笑いを誘ってました。男性ダンサーにとってはかなり美味しい役どころなのでしょうね。
八幡君は道化が定着?他人事ながらちょっと心配。
という感じなのですが、短調+不協和音いっぱいの音楽に、星降る夜のウエディングシーンはロマンティックで、かなり大人っぽいシンデレラでした。
ライトアップがキレイです。 職場の忘年会を断って行った甲斐はあったかな 笑。